月経障害治療薬など女性疾患関連市場 26年に1000億円台 30年に1200億円超え 富士経済市場予測
公開日時 2026/06/10 04:50
富士経済は、女性疾患関連治療薬市場が2026年に1000億円台にのり、30年に1200億円を突破するとの市場予測をまとめた。同市場は医療用医薬品6品目、OTC医薬品2品目の計8品目で構成。市場自体は月経障害治療薬、子宮筋腫・子宮内膜症治療薬、更年期障害治療薬といった医療用医薬品が大半を占める。現状、若干の不調を抱えていても医療機関を受診するケースは少ないが、同社は「女性専門外来の増加などによって受診が増え、処方が伸びることで今後も市場をけん引する」と分析している。
同市場は、医療用医薬品の▽月経障害治療薬、▽子宮筋腫・子宮内膜症治療薬、▽更年期障害治療薬、▽切迫早産治療薬、▽陣痛促進薬、▽漢方薬――の6品目と、OTCの▽女性保健薬、▽月経前症候群治療薬――の2品目で構成する。
市場規模は、25年の965億円が26年には1010億円(前年比4.7%増)に達する見込み。その後も、27年1071億円(同6.0%増)、28年1156億円(同7.9%増)、29年1199億円(同3.7%増)、30年1261億円(同5.2%増)――と推移し、予測最終年の35年には1453億円にまで拡大すると分析した。
◎不妊関連治療薬 30年に424億円 毎年1~2%のペースで成長
このほか、不妊関連治療薬(不妊治療薬、性機能改善・男性ホルモン剤、葉酸サプリメント)の市場規模は、25年の393億円が30年に424億円へと、毎年1~2%のペースで成長すると予測した。医療用の不妊治療薬が22年に保険適用対象となり、不妊治療の障壁でもある経済的な要因が緩和されたことで30代を中心に受診が進んでいる。今後も治療を受ける人数は増加し、「30年頃まで伸びが続くと予想される」としている。
調査は、同社専門調査員による参入企業および関連企業・団体などへのヒアリングおよび関連文献調査、社内データベースを併用して実施した。調査期間は26年1月~3月。