MR認定センター調査 MR数は3%増の6万5000人台に 新薬メーカーは1.3%増と抑制傾向
公開日時 2014/07/15 03:52
MR認定センターは7月14日、「2014年版MR白書」を発表した。13年度MR数(管理職含まず)は6万5752人で、12年度より3.0%増(1906人増)だった。背景には14年度に2型糖尿病に用いるSGLT-2阻害薬などの大型化が期待される新薬の上市が予定されていることや、ジェネリック(GE)使用促進策によるGE市場の拡大があるが、GEメーカー、CSO、大手医薬品卸のMRの増加が全体を押し上げた格好。新薬メーカーからなる日本製薬工業協会加盟会社のMR数は、前年度は減少、今回13年度は1.3%増(653人増)と低調で、抑制傾向にあることがうかがえた。
MR数の増加率をみると、日本ジェネリック製薬協会加盟社は5.3%増(179人増)、CSOは23.2%(746人増)、卸は79.7%増(294人増)であったのに対し、製薬協加盟会社は1.3%増(653人増)だった。
調査は3月31日時点で、205社(12年度210社)の全てから回答を得たもの。男性は5万6663人(2.8%増)、女性9089人(4.3%増)。女性の割合は13.8%で、増加傾向にある。管理職に占める女性の割合は1.4%だった。