AZ PPIネキシウムの小児適応で国内開発 新剤型も追加
公開日時 2014/07/16 03:51
アストラゼネカは7月15日、プロトンポンプ阻害薬(PPI)ネキシウム(一般名・エソメプラゾールマグネシウム水和物)について、1~14歳までを対象とした国内開発を開始すると発表した。PPIは、成人では胃酸関連疾患治療薬として第一選択薬となっているが、小児での適応を取得したPPIはなかった。同社は小児向けの開発に伴い、発売中のカプセルに加え、懸濁液用顆粒剤の開発も行う。
同社によると、食事の欧米化などに伴って逆流性食道炎の小児患者が増加傾向で、医療関係者から小児の適応での開発が求められていたという。海外では、欧米など70カ国で懸濁液用顆粒剤も含めて小児の適応を取得している。
ネキシウムカプセルは2011年に発売され、 同社と第一三共が共同販促している。13年度売上は542億円で、前年比151%と大きく伸長した。
【おことわり】下線部分についてアストラゼネカより修正の申し入れがありました。本文修正済(7月16日10時45分)