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ミクス医師調査20年版・優れているMR 第一三共が首位返り咲き

公開日時 2020/01/31 04:53
ミクス編集部が行った医師600人調査2020年版で、優れたMRが所属する企業のトップは第一三共となった。第一三共の得票数は124票で前年と同数だったが、前年1位の武田が14票減の118票となったことが、首位逆転につながった。ただ、今回も企業を最大3社記載してもらう手法で調査したところ、一番目に想起(第一想起)した企業の1位は武田で、同2位の第一三共に11票の差をつけた。調査時の注力製品の状況に留意が必要だが、頭一つ抜け出したMRが多いのは武田、上位3社に入る一定レベル以上のMRが多いのは第一三共ともいえそうだ。

文末の「関連ファイル」から、優れているMRの所属企業ランキングの資料をダウンロードできます。1票以上獲得した全企業を紹介します(有料会員のみダウンロード可)。

これは、ミクス編集部がエムスリーの協力を得て行った「医師が求めるMR調査2020年版」によるもの。m3.com登録医師のうち、一般内科、循環器、消化器、呼吸器、精神科(心療内科含む)、整形外科の医師各科100人(GP/HP各50人)、計600人を対象に調査した。調査期間19年12月18日~24日。方法はインターネット調査。同調査は毎年、実施している。

総合的に見て「この製薬会社のMRは優れている、と評価できる企業名」を最大3社、自由記載で回答してもらい、集計した。

■武田の票数減 スペシャリティシフト影響か

優れているMRが所属する企業の1位は、前年(19年)調査は武田、18年までの3年間は第一三共だった。今回、第一三共が首位に返り咲いた格好だ。第一三共は今回、一般内科GPと整形外科HPで票数を伸ばす一方で、循環器GPで11票の大幅減となった。ただ、循環器HPでは今回も高評価をキープした。医師コメントから、抗凝固薬リクシアナ、疼痛薬タリージェ、骨粗鬆症薬プラリアで特に存在感をみせ、循環器科ではHPシフトがうかがえた。

武田は一般内科GPで8票減、消化器科HPで11票減となったことが得票数全体に響いた。両診療科の今回と前年の医師コメントをみると、今回は抗潰瘍薬タケキャブなどプライマリーケア領域のコメント数が減り、特に消化器科HPでのタケキャブの評価コメント数は前年14件→今回5件にとどまった。

炎症性腸疾患用薬エンタイビオや結腸・直腸がん用薬ベクティビックスの評価コメントは見受けられることから、スペシャリティ製品の活動ウェイトを厚くしたことが調査結果に表れた可能性がある。タケキャブが、武田グループを挙げて注力する14のグローバルブランドから外れたことも、国内MRの活動やモチベーションに影響を与えたかもしれない。

なお、医師に「提供された情報内容を評価している製品は何か?」と、1製品を自由記入で挙げてもらったところ、1位は2年連続でタケキャブだった。ただ、得票数は26票で、前年から13票落とした。

■3位はリリー 循環器科などで躍進

優れているMRの3位は前年4位の日本イーライリリー(69票、前年比7票増)、4位タイは67票を獲得した前年5位のMSD(9票増)と同7位の大塚製薬(12票増)だった。リリーは、前年は得票ゼロだった循環器HP、呼吸器科HPで各6票増とするなどし、糖尿病薬ジャディアンスや肺がん等治療薬サイラムザの活動を評価する声が散見された。MSDは免疫チェックポイント阻害薬キイトルーダなどでHP市場で8票伸ばした。大塚は得意の精神科でさらに4票伸ばし、同科の4割以上の医師から「優れている」と評価された。

■GSKは18票増 大日本住友は17票増

今回、大きく得票を伸ばした上位3社は、8位のグラクソ・スミスクライン(56票、18票増)、10位の大日本住友製薬(44票、17票増)、前述の大塚――となる。GSKはCOPD治療薬のテリルジーやレルベアで評価を上げ、呼吸器科の医師100人のうち39人から「優れている」と太鼓判を押された。大日本住友は統合失調症薬ロナセンテープで存在感を高め、精神科で13票増の30票を獲得したことが全体の得票数を押し上げた。

■第一想起企業トップは武田

医師が一番目に「優れているMR」として想起(第一想起)した企業を集計したところ、1位は武田の66票、2位は第一三共の55票、3位はリリーの34票、4位は大塚の30票、5位はGSKの29票、6位は中外製薬――となった。

ちなみに、2番目に想起した企業は武田が29票で2位、第一三共が40票で1位――、3番目に想起した企業は武田が23票で2位、第一三共が29票で1位――だった。第一想起と第二想起の得票数を足すと、武田と第一三共はともに95票となり、2強の状態が改めて示された。

■診療科別 一般内科、呼吸器科、整形外科で首位交代

調査対象の6つの診療科別に「優れているMR」ランキングをみると、一般内科、呼吸器科、整形外科で首位の交代があった。

一般内科は今回、第一三共が首位にたち、前年1位だった武田薬品を上回った。呼吸器科は前年調査まで3年連続首位だったアストラゼネカに代わって今回GSKが首位に、整形外科は前年1位のファイザーから今回、日本イーライリリーがトップにたった。

このほかの診療科では、循環器科は第一三共が10年連続の1位、消化器科は武田が6年連続の1位、精神科/心療内科は大塚製薬が4年連続の1位――だった。

調査結果の詳細はミクス2月号(2月1日発売)またはミクスOnlineでご覧ください(記事はこちら)。 
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