ノボと日本肥満学会 「肥満症対策推進に関する協定」締結 予防から医療体制の整備 社会的理解まで連携
公開日時 2026/03/18 04:51
.jpg?825)
ノボ ノルディスク ファーマは3月16日、一般社団法人日本肥満学会と「肥満症対策推進に関する協定」を締結したと発表した。同協定は肥満症対策のより一層の推進を目的としたもの。両者は、①ライフコースを通じた予防の推進、②医療提供体制の整備・強化、③肥満症に対する社会的理解の促進-に取り組む。ノボ ノルディスク ファーマの小谷啓輔代表取締役社長(写真右)は、「産学が連携して変革を生み出すための強固な基盤が整ったことを意味する」と強調。「科学・倫理・透明性を徹底しながら、より多くの肥満症と生きる方々と国民の皆さまに持続的な価値を届け、社会全体の健康課題の解決に貢献したい」と語った。
同協定に基づき日本肥満学会とノボ社は国民の健康寿命延伸という共通の目標の実現に向けて共同で施策を進める方針を確認した。具体的な施策では、ライフコースを通じた予防の推進として、子ども・成人・高齢者など、各ライフステージに応じた健康課題に対応し、健康的な生活習慣の形成・適正体重の維持を支える環境整備を推進する。
一方、医療提供体制の整備・強化にも取り組む。健診から受療・専門治療に至る円滑な導線の構築を図るとともに、安全性および医療の質を担保した医療提供体制の下で、支援を必要とする方の適切な医療アクセスを向上する。さらに、多職種・多機関連携による標準的治療の普及および質の向上を図る。このほか、肥満症に対する社会的理解の促進として、肥満症の多因子性および有効な予防・治療に関する科学的根拠に基づく情報提供を行い、誤解や偏見に起因する受療や支援への障壁を軽減し、社会的不利益の是正に資する取り組みに注力する。
◎日本肥満学会・下村理事長「多様な方々、団体との協働で“健康な日本”の実現目指す」
日本肥満学会の下村伊一郎理事長(写真左)は、「肥満症は多くの重篤な合併症を引き起こすが、適切な予防と治療により、これらのリスクを大幅に軽減できる。食事・運動・行動療法を最も大切にし、加えて、近年利用可能となった外科治療や薬物治療の進展を、日本人患者さんに効果的かつ適切に導入していくことが重要」と指摘。「関連学会、自治体、行政、企業など多様な方々、団体との協働により、“健康な日本”の実現を目指す」とした。