ノボ フィアスプ注 ポンプ充填使用時は37度超の高温避けて ゲル化に伴う副作用事例7例報告
公開日時 2026/06/15 04:50
ノボ ノルディスク ファーマは6月12日、超速効型インスリンアナログ製剤・フィアスプ注100単位/mLについて、インスリンポンプに充填して使用する際は37度を超える高温を避けて使用するよう医療従事者に「適正使用のお願い」を発出し、再度の注意喚起を行った。同剤の注射液のゲル化による影響が疑われる副作用事例が国内で7例報告されたことに伴う対応となる。
2023年1月1日から26年5月31日までに報告された副作用事例7例の内訳は、糖尿病ケトアシドーシス(重篤)2例、高血糖(重篤)1例、高血糖(非重篤)4例――だった。
同剤の注射液のゲル化は「高温」が主な要因となる。ゲル化が生じると、ポンプ内に閉塞が生じ、適切に投与が行われず重篤な高血糖関連事象をきたす可能性がある。同社は37度超の高温を避ける具体例として、▽ポンプを暖房器具、カイロ等の熱源に近づけない、▽高温環境である作業場での利用を避ける――を列挙。医療従事者に対し、患者指導を求めている。
同剤をめぐっては、国内での使用時にインスリンポンプにセットされた注射液にゲル化がみられ、重篤な高血糖に至った事例が1例報告されたため、同社は22年3月に「適正使用のお願い」を発出して注意喚起を行った。その後、同年12月31日までにさらに2例(いずれも非重篤の高血糖)のゲル化事例が報告されたため、ゲル化の原因の調査結果も含めた再度の注意喚起を行ってきた経緯がある。