アッヴィ JAK阻害薬・リンヴォック 高安動脈炎の適応追加を申請
公開日時 2026/06/16 04:50
アッヴィは6月12日、JAK阻害薬・リンヴォック錠(一般名:ウパダシチニブ)について、高安動脈炎の適応追加を承認申請したと発表した。今回の申請は国際共同第3相臨床試験(M19-052試験)の結果に基づく。
高安動脈炎の治療は現在、副腎皮質ステロイド(CS)やIL-6阻害薬が推奨されている。しかし、治療選択肢が限られており、CSの減量により再発するケースや、CSと免疫抑制剤による治療で一時的に寛解が得られた患者であっても高い再発率が報告されている。現状では既存治療で効果不十分な場合や、合併症によって治療が困難となる患者も存在し、高いアンメットメディカルニーズが存在する。
高安動脈炎は国の指定難病で、大動脈およびその主要分岐、冠動脈、肺動脈に炎症が生じる原因不明の大型血管炎。血管壁の炎症によって血管が狭窄、閉塞、拡張などの病変をきたし、結果として心臓や脳、腎臓、肺など重要な臓器や組織への血流障害・損傷を引き起こす。国内推定患者数は約5000人で、患者の約9割は女性。発症年齢は20歳前後に最も多い。