2020年４月に、ＭＲによる情報提供活動などプッシュ型のプロモーション系情報チャネル（以下、プロモ系チャネル）によって医師に想起された製品の全国１位は降圧剤ミネブロ、２位は末梢性神経障害性疼痛治療薬タリージェとなった。両剤とも３月に長期処方が解禁された第一三共の製品で、拡大推計でいずれも１万3000人前後の医師に想起された。３位は不眠症薬デエビゴ、４位は痛風・高尿酸血症薬ユリスだった。両剤とも４月に薬価収載された新薬で、一気に7000人以上に想起された。ちなみに前回20年１月度調査で１位だったタリージェの想起医師数は9000人強だった。４月調査時点では、新型コロナによる活動自粛までに展開されたMR情報提供活動などの印象が一定程度残っており、活動自粛以降も必要な情報提供活動や案内は総量を落とし...