サノフィ デュピクセントでアレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎の適応追加を申請
公開日時 2026/07/24 04:50
サノフィは7月22日、ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体・デュピクセント皮下注について、アレルギー性真菌性鼻副鼻腔炎(AFRS)の適応追加を一変申請したと発表した。申請は、第3相LIBERTY-AFRS-AIMS試験の成績に基づく。承認されると、AFRSにおいて国内初の生物学的製剤となる可能性がある。
AFRS は慢性副鼻腔炎の一種で、真菌(主にアスペルギルス)に対する強いアレルギー性過敏反応により副鼻腔に生じる慢性2型炎症性疾患。真菌胞子が環境中に多く存在する温暖で湿度の高い地域に居住する人に多く見られる傾向がある。鼻茸、鼻閉、嗅覚障害、粘稠な鼻汁などの症状を呈し、QOLを低下させる疾患で、重症例では副鼻腔周囲の骨破壊や、顔面変形を引き起こすおそれがある。
既存の治療選択肢では十分な効果が得られず、重症かつ難治性の慢性副鼻腔炎に進行する場合がある。現在の標準治療である手術および全身性ステロイド投与においても再発する可能性があり、現時点ではAFRSに対する治療薬として承認された生物学的製剤はない。なお、デュピクセントは今年2月、米国でAFRSの適応追加が承認されている。